音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。
4月のMステは通常放送3回という比較的穏やかな感じの放送状況でした。前後編でお届けする今回、まずは今月のMステで提示された女性アイドルグループの新しいあり方についての話題からどうぞ。
◆「ブーム」から「文化」へ。アイドル新時代②:BABYMETAL
Perfumeと同じ3人組、同じ事務所、「アイドル×特定の音楽ジャンル」というフォーマット、海外での人気に振り付けを担当している人も同じ、と共通項の多いBABYMETALも22日のMステに出演していました。
先日発売されたアルバム『METAL RESISTANCE』はアメリカのチャートで日本人アーティストとして53年ぶりのトップ40入りという快挙を達成、
さらに4月2日にはイギリスのウェンブリー・アリーナで日本人初のワンマンライブを実施と、海外のあらゆる場所で旋風を巻き起こしている彼女たち。
まだまだ10代後半の女の子たちではありますが、この日のMステ出演からは「海外のスターがMステに登場」というような風格を感じました。
この日披露された「KARATE」は、YUIMETAL、MOAMETALのコミカルな動きと掛け声にSU-METALののびやかなボーカルが絡む壮大なナンバー。
「アイドル」というとどうしても「あまり実力がない」というイメージと結びつきがちですが、SU-METALの歌声は今の日本の音楽シーン全体においてもトップクラスの説得力をもっていると思います。
この人たちも元はと言えばアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニット(「部活動」)として始まったものですが、
今となっては「少女がパフォーマンスしている」というエクスキューズを差し引いても成立するような新しいアートの形を提示するまでになりました。
この先どこまで突き抜けてくれるのか、期待せずにはいられません。
M-ON! MUSIC 2016.05.05(文:レジー)
http://www.m-on-music.jp/0000131752/
これは逆に不幸なことかもしれないな
歌上手い
さあ、ボストンライブもう少しで始まるよーーーw
ニューヨークデイリーニュース
引用元:今やBABYMETALは“新しいアート” Mステ出演時は海外のスターが登場したような風格を感じた SU-METALの歌声は日本全体でもトップクラスの説得力
だって海外スターなんだから